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凝った意匠が施されているわけでもなく、もちろん土木遺産でもない。
そんな旧大井橋はしかし、立地が特徴的です。
滋賀県道263号丁野虎姫長浜線が姉川を渡るこの橋は、昭和八年にできました。
その際地元の要望により姉川の堤防を切り崩して架けられました。
そのため増水時には堤防を塞ぐための止水板をはめ込むようになっていましたが・・・
2017年8月8日未明、台風5号による豪雨のさい姉川が氾濫し、地元大井町で浸水被害が出ました。
当時の新聞記事によると「平成5(1993)年に大井橋から下流に約100メートルの地点に新大井橋ができた際、県は大井橋をふさぐことを提案したが、住民からは利便性から残すことを望む声があった」と・・・
地元民の認識の甘さが招いた人災であったというのは酷な見方でしょうか?
でもその結果この切り欠き部分は塞がれ、旧大井橋は見捨てられることとなりました。
そんな旧大井橋の場所はこちら。
赤枠部を拡大↓
浅井・木之本方面に行く際にはお世話になったこの橋も、将来的には撤去されるようなので今のうちに写真に収めておこうというわけです。
こちらは、閉鎖前のストリートビュー。長浜方から北方向。堤防が切れているのがよくわかります。
渡りきって北方向。やはり堤防が途切れています。そのおかげで、道路の傾斜は緩やかなわけですが。
現在の姿。橋から南(長浜方)を見た図。堤防で仕切られています。
同じく、北方向。やはり生えている草の色がそこだけ薄いですね。
橋の袂にはお地蔵さま。
そして親柱には・・・
感謝の言葉を刻んだ石版がはめ込まれております。
橋の上からの景色は最高だったなあ、といつか思い出すことになるのでしょうか。
ありがとう旧大井橋!!
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